Artist interview

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「徹底的ポップス」という哲学

結成の切っ掛けには幾つかあったが、先ずは聞きたいポップスが無かった…
鼻歌できるような、そしてちゃんと日本語で楽しめる音。
更にずっと感じていた一つに、ミュージシャン側の「勝手な感触」で音楽を創るのも良いが、なぜかミュージシャンは過去の音楽を追っかけると感じた。
でもリスナーは新しい音楽を追っかける。聞き手の気持ちをキャッチする音楽に触れたい!と強く感じるようになり、そんな思いが「徹底的なポップス」といった概念に結び付きALPS5℃の結成に繋がった。

ワークショップ的感触から創造

音楽ジャンルはメンバー全員が見事に違う。メンバーがスタジオワークでキャッチボールすると見事に同じ空気感なサウンドに肉付けされていく。それらのサウンドの根底になるのは「鼻歌で歌えるメロディー」「景色が見える歌詞」。
メンバーに求められるものは想像力のあるプレイ。それらが無いとメロディーが沈み、景色が見えなくなる。
予想出来ない個々の想像力をキャッチボールすることが楽しいかな。「コード進行がこうだから」などといったロジックより、もっと別の内面的なロジックがALPS5℃では大切。

ALPS5℃

「イビツ」なエッセンスは楽曲誕生の瞬間。それがALPS流

ALPS5℃

常に新曲サンプルは10曲程度メンバーで共有している。それぞれが各パート毎にアレンジしながら料理しているが「これを完成させるぞ!」というのは無い。それらの楽曲の中に物凄く「イビツ」に聞こえる楽曲が生まれてきた時がチャンス!

どっかで聞いたような楽曲は僕らがやる必要はないと思っている。メンバー間でも「こんな音になるんだ!」といった感覚が楽しい。でも制作の最終段階ではむちゃくちゃ細かいエディットを行う。「産みの苦しみ」なんて無いですよ。苦しんで音楽を創りだしたくない。

常に一番新しい曲が最高! だからリリースする

もちろんメンバーそれぞれは思い入れが全ての楽曲に違うだろうが、最新の楽曲が常に最高だね。だからリリースするし、ステージを魅せる。
ただ楽曲を描く僕(Vo松浦 章之介)個人としては今までのリリースした40曲の中で、「東大生とロリータ」が今のALPS5℃としてのベストかな。とくにこの曲は一番最初に「こういった音楽をやっていきたい」と創り上げた楽曲だから思い入れも深いかな。
咲ちゃん(Piano石井 咲)は「夕灼」「俺の名前も追加してくれよ」「大人はスーパースター」であったり、葉賀(Drums葉賀 正旭)は「シグナル」 などメンバーみんな違う感覚。でも、折り合いを付ける必要なんてないからね。

メンバーの「恋」のことなど、わかんないなぁ〜

みんなでいろんな所には行くかな…真冬に勝浦の海や海ホタル。でも交わす会話は音楽のことばかり。
シチュエーションが変わる事はとても大切!でもメンバーの恋の事やどこに住んでいるのかとか、よくわかっていない…。
みんなの動きを知るのはTwitterだったりで今度は「恋」の話でもしてみるか…

ALPS5℃

ALPS5℃というバンドはパレットである。それぞれが確かなはっきりした「色」を持っている。しかしALPS5℃というパレットで重なり合うと、見た事が無い「色」を創造させ、それらで立体的な音楽を描き出す。それぞれのスタイルで自由にステージ上をパフォーマンスするが、ところどころに動的ブレイクなどメジャー様より斬新に計算されたエンターテインメントショウを繰り広げる。
Vo松浦章之介の個性を引き立たせるにはこのメンバーでなくては無理であろう。まだ体感していない方は是非一度彼らのショウタイムを体感してほしい。松浦章之介が唱える「口ずさむフレーズ」とはこういうことだと感激するはず。

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